韓国の葬儀で、雇われて泣く「泣き女」という職業を知ったのは、在日韓国人のつかこうへいという作家のエッセイだった。
韓国は儒教国家で、その人が亡くなるときにどれだけ多くの人が泣いてくれるかが故人の遺徳を偲ぶものだと考えていたらしい。
つかこうへいさんは、それを「恥」と「見栄」の文化だと言っていたような記憶がある。
調べてみると、「泣き女」というのは韓国をはじめとしてアジア圏では未だに残っているらしい。
あるテレビ番組で紹介されていたが、今でも年収が1,000万を超える人もいるという。
日本では気丈に振る舞い涙を流さないのが美徳とされるような雰囲気もあるから、不思議な職業だなと思ったことはある。
しかし、実は結構合理的なものらしく、泣き女が遺族の代わりにワンワン泣いて、悲しんでくれるから、遺族は安心して「遺産をどう分けるか…」みたいなダーティーな話も出来るんだとか。
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